節電節電という次の話題に
熱中症の話題が上がる。
「熱中症にはクーラーを付けるのが一番です!!」
果たして本当にそうなのでしょうか?
熱中症は、身体に熱がこもってしまい身体の熱をうまく外に放出できないと起こります。
通常、身体が熱くなると体液を出して、体熱を外に放出します。
汗、鼻水がその代表ですね。
極度に暑いと身体の恒常機能が作動せず熱中症が起こるといわれています。
さて、この恒常機能(ホメオスタシス)が作動しないのは、本当に急激な暑さに体が慣れていないからなのでしょうか?
ホメオスタシスというのは、身体を一定に保とうとする機能です。
寒いと感じたら、身体を温めるように作用する
→鳥肌・ガクガクブルブルのような震えさせる
末端に血液を送り、熱を出させる等
暑いと感じたら、身体を冷やすように作用する
→汗や鼻水を出し、体内の熱を外に発散させる
このようにして、身体の中を一定に保ち生命を維持しています。
では、暑い外にいてそこから急にクーラーの効いた部屋に入ると、ホメオスタシスはどうなるでしょう?
暑いなかにいるとき、
ホメオスタシス「暑くなってきた、よし汗を出そう」
汗をだらだらかいて、体内の熱を下げています。
そして、クーラーに入ると
ホメオスタシス「あれ?急に冷たくなった。身体に熱をもどせー!」
と、汗を止めさせて体熱の発散をやめます。
しかし、この恒常機能は徐々に作用するので急に変更はできません。
汗をかいたあと冷えてしまうというのは、急な気温の変化に対応できず
身体を冷まし過ぎてしまうからなのです。
さて、冷房の中にずっといると、身体が涼しさに慣れていき暑さに耐えられなくなります。
ホメオスタシスは、クーラーの中にいると
「あれ、今日はなんだか暑くないから大丈夫そうだ」
と、暑さへの対応をしません。
その中にずっといると、それが普通となり
ある日、外で過ごす時間が長くなった日に 大パニック!
高温に対する対応ができなくなってしまうのです。
すでに体は暑さに慣れていない体になっているため、汗をうまくかけず
体温をさげていくことができなくなり、熱中症になってしまうのです。
クーラーに頼りすぎると、熱中症になりやすい身体を作ってしまう、ということ
お分かりいただけましたでしょうか?
我が家は、真夏にクーラーを使う際はMAX28℃
通常で29℃です。笑
私も子どもも熱中症知らずなのでした🎵